<< back

 

2007.10.08 / Mon

128GB 以上のハードディスクを使う

Cube は、「BigDrive」には対応していないので、128GB 以上の大容量ハードディスクを内蔵しても、「128GB のハードディスク」としてしか認識されません。

しかし、「BigDrive」に対応させる方法があります。この作業を行うと、128GB を超える部分も、フルに使うコトができるようになります。

方法は、現在のトコロ、「2種類」あると思われます。

1つは、Intech 社のツールを使う方法。

このツールに関しては、spirica さんのサイトが詳しいので、そちらを参照して下さい。

この Intech 社のツールは、お金がかかります。

intech speedtools ata hi-capacity support driverintech harddisk speedtools

OS X のみ使用の場合は「SpeedTools ATA Hi-Capacity Support Driver」が「24.95ドル」、OS 9 も使う場合は、「Hard Disk SpeedTools」も必要で、さらに「59.95ドル」かかるようです。

もう1つの方法は、Cube の「Firmware を書き換えてしまう」という方法です。こちらは「無料」です。

ただし、「OS 9 では無効」なので、OS 9 で起動する方は、Intech 社のツールを使う方法しかなさそうです。

ここでは、後者の「Firmware を書き換える」方法をご説明します。

1、起動時に「Open Firmware」の画面を出します。キーコンビネーションは、「command+option+O+F」です。

2、以下のコマンドを入力します。入力する部分だけ、ピンクで表記。

(■は、半角スペース:各行の最後に「return」キーを押す)

nvedit
dev■hd
dev■..
"■"■"■lba-48"■property
device-end

(「control+C」を押して、nvedit から抜けます。続けて、以下を入力。)

nvstore
setenv■use-nvramrc?■true
reset-all

以上で終了です。

【2007.03.14 / お詫びと訂正】

4行目で、半角スペースが1コ抜けていました。申し訳ありません。

(誤)"■"■"lba-48"■property
(正)"■"■"■lba-48"■property

実際に作業していて、わかりにくかったトコロを説明しておきます。

まず、「"」マークを入力するには、キーボード(JIS)の「け」キーを使いました。

4行目の「lba-48」の先頭は、小文字のアルファベット「エル」です。大文字で表記すると「LBA-48」です。

コマンドを入力して、各行の最後に「return」キーを押すと、入力した文字が消えますが、かまわず、どんどん入力して下さい。

▼ Intech
▼ SpeedTools ATA Hi-Capacity Support Driver
▼ Hard Disk SpeedTools

▼ spirica
▼ Cube で大盛り HDD を使う / spirica

Open Firmware の注意事項

Open Firmware の書き換えに失敗すると、起動できなくなる場合があります。その際は、PRAM をクリアします。キーコンビネーションは、「command+opition+P+R」です。

ただし、CPU やグラボ(グラフィックボード)を交換している場合、「PRAM クリア」を実行すると、CPU やグラボを認識しなくなる恐れがあります。

その際は、純正の CPU やグラボに戻してからでないと、起動できなくなり、かえって大掛かりな作業となってしまうかもしれません。

別の理由で、PRAM をクリアした場合、BigDrive の設定もクリアされてしまいます。その際は、再度、コマンドを入力して、設定し直す必要があります。

それから、「起動システム」は、ハードディスクの先頭から「128GB 以前の領域」に無いと認識しません。

その他

「Open Firmware の書き換え」に関しては、「nand のページ」さんのサイトを参考にさせて頂きました。

「BigDrive」での「128GB」と「137GB」という数値の違いは、「1GB=1024MB」と「1GB=1000MB」で計算した場合の「差」のようです。ここでは、「128GB」としております。

それから、ハードディスクの先頭から 128GB 以内でパーティションを切って、そこにシステムをインストールするのが「お薦め」のようです。

パーティションを切らずに、「128GB 超」の領域に OS をインストールすると、起動できない場合があるようです。

また、「Carbon Copy Cloner」などのツールを使って、システムを移行する際、外付けハードディスクなどを使うと、上手く行かない場合があるようです。

その際は、Cube の内蔵光学式ドライブを外して、そこにハードディスクを接続。内蔵ハードディスク2台構成で、作業を行うコトになると思われます。

Cube の内蔵ハードディスクは、通常「マスター(Master)」に設定されているので、光学式ドライブに接続する場合は「スレイブ(Slave)」に設定して下さい。

Cube にハードディスクを2台内蔵しても、「外付け」の光学式ドライブから、OS のインストールなどは可能です。

▼ nand のページ
▼ BigDrive / nand のページ

▼ Bombich Software
▼ Carbon Copy Cloner / Bombich Software

▼ よっしんち
▼ Carbon Copy Cloner / よっしんち

外付けハードディスクについて

追記:2007.10.21 / Sun

ここでの内容は、Cube の「内蔵ハードディスク」に関するモノです。

「外付けハードディスク」とは関係ありません。

外付けハードディスク(ケース)などは、「BigDrive 対応」の製品を接続すれば、そのまま Cube で使用できます。

 

▲ このページの先頭へ