2006.03.06 / Mon
RADEON 9800 を考察する
現在、Cube に搭載可能な「Core Image 対応」グラボのリテール品は、この「Radeon 9800」だけかと思われます。
正確には、「Radeon 9800 Pro 256MB AGP, DVI, VGA, S-Video」という製品になります。(以下、「R-9800」とも表記)
Vintage Computer では、「34,800円(税・送料別)」で、秋葉館では「36,800円(税込)」で販売されております(2006年3月の情報)。
オークションなどでは、Win 版グラボのファームウェアを書き換えたモノなども出品されていて、「Radeon 9800」「Radeon 9700」「FX 5200」などが流通しているようです。
価格も2万円以下と、非常にリーズナブルです。
まずは、「R-9800」のカードの大きさから。「長さ」「幅」ともに広がっており、トップフレームは外すコトになります。
また、ケースも使用できません。「純正ケース」のみならず、「PowerCube」も使用できません。
下の画像で、左側から「Rage 128」「R-9000」「R-9800」。
電源ボードも標準位置には挿せないので、「移設」が前提となります。
どうしても標準位置に挿したい場合は、ボトムフレームをも外すコトになります。この際、「R-9800」はコネクタに対して、斜めに挿入するコトになるので、実用性に乏しいです。
下の画像のように、斜めに挿入した状態でも、「R-9800」は動きます。
「R-9800」のコネクタ部分が、Cube のボトムフレームのグラボ開口部と干渉して、そのままでは装着できません。コネクタ両端のネジを外す必要があります。
「一番の問題」が、「外部電源」が必要になる点です。
「R-9800」には、基板上に「ペリフェラル4ピン・コネクタ」が付いており、ここへ給電しないと動きません。
この「給電方法」が「カギ」となります。Cube の VRM だけでは容量不足で、すべての機器に給電できないので、「外部から」電源を引いてくる必要があります。
「電源」に関しては、「Radeon 9800 の外部電源」のコーナーをご覧下さい。
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▼ Vintage Computer
▼Radeon 9800 / Vintage Computer