2007.10.08 / Mon
RADEON 9800 とトップフレーム
「Radeon 9800」(以下、「R-9800」と表記)は、「R-9000」と比べても、長さが約2センチ、幅が約1センチ程度、広がっています。
幅が広がっているコトにより、電源ボードと干渉してしまうので、電源ボードの移設が必要となります。
電源ボードを標準位置に挿したい場合は、ボトムフレームを外し、「R-9800」を斜めに挿し込むような状態になります。「実用的」とは言えないようです。
長さが約2センチ長くなっているコトから、トップフレームも外す必要があります。
トップフレームの開口部から、「R-9800」の先端を出せると良いのですが、上下が微妙に狭いのと、横方向は完全にアウトです。
相当、穴を広げないと、この開口部から先端を出すコトはできそうにありません。
この開口部を広げて、「R-9800」の先端を出せたとしても、次に「PowerCube」の開口部と一致してません。こちらは、広げる部分が、かなり広範囲に渡ります。
以上のコトから、「トップフレーム」や「PowerCube」の加工は、かなり難易度が高いと思われます。「R-9800」を装着した Cube は、原則的には「ケース内に収められない」と考えておいた方が良いでしょう。
「純正ケース」は、「R-9800」装着時には、まったく使うコトはできませんが、「PowerCube」の場合は、別の方法でケース内部に収めるコトが可能ではあります。
Cube 本体を無理矢理「PowerCube」内に収めただけで、見栄えは非常に悪いです。
簡単に説明すると、「R-9800」を装着した Cube 本体とトップフレームを接続するのに、3センチの鉄板を継ぎ当てました。
「R-9800」が「2センチ」長いので、「3センチ」の鉄板を間に挟みました。
ピッタリのサイズにするなら、鉄板は「2センチ」で良いのですが、取り付け作業がやりやすいように、余裕を持たせて「3センチ」にしました。
「PowerCube」と「トップフレーム」を固定するには、「トップフレーム側」から「PowerCube」の方へ、ネジを出しています。すなわち、「下から上」方向にネジを出し、上からナットで閉じています。
「トップフレーム」と「Cube 本体」の関係は、「トップフレーム」の下に「Cube 本体」がブラ下がっているような状態になります。
「Cube 本体」は、鉄板4枚で、トップフレームから吊り下げられており、非常に不安定です。
「3センチの鉄板」を挟んだコトにより、Cube 本体の高さが「3センチ」増しました。よって、Cube 本体底面が、通常より3センチ下に位置するコトになります。
このため、USB や Firewire、Ethernet やモニタなどのケーブルは、スペースが無いので、そのままでは挿すコトができません。
「見た目」だけでなく、「実用性」の面からも、この状態では、使用に耐えないかもしれません。
とりあえず、上記の方法で、「PowerCube」の中に収めるコトが「可能と言えば可能」です。