2005.05.16 / Mon
Giga 1.8GHz / Firmware について
「2005.05.11 / Wed」に、CPU を Giga 1.8GHz Single(7A-1418C)に換装しました。
ここでは、「Giga 1.8GHz Single」の起動方法を説明します。物理的な CPU 交換は、「CPU を交換する」のページをご覧下さい。
ここでは、「Firmware のアップデート方法」の解説がメインとなります。
購入した「Giga 1.8GHz Single」は、英語版なので、説明書はもちろん英語で書かれています。
「説明書」といっても、A3の紙が2枚入っているだけです。
1枚が「Firmware Update Instration Guide」で、「Firmware」のパッチ処理の方法が解説されています。
もう1枚が「INSTALLATION GUIDE」で、CPU の交換方法が写真入りで解説されています。
ハッキリ言って、ワタクシは両方とも読んでいません。
「Firmware」の方は、Vintage Computer のサイトにある「解説ページ」をプリントアウトして、それを読みながら作業しました。
実際の CPU の交換作業は、「MacPeople 2003.3.15 / P162-163」を参考にしました。
それでは、「Firmware アップデータ」のインストールを行います。
付属 CD-ROM は、「7447A FIRMWARE INSTLLATION DISK(REVISION 2.0)」となっていましたが、このバージョンは「Tiger 上では動作しません」ので、ご注意下さい。
詳しくは、Vintage Computer のサイトに書かれていますが、簡単に説明しておきます。
2005年5月上旬までにメーカーに出荷された GigaDesigns 社の 7447 CPU カード用の Firmware アップデーターは、OS X 10.4 Tiger 上では動作しません。最新のアップデーター「ver.2.1.0」を使って下さい。(Vintage Computer のサイトより引用)
最新バージョンは、Vintage Computer の以下のページからダウンロードできます。
▼ Giga Designs 7447 Firmware アップデータの日本語解説
なお、Panther 環境において、「ver.2.0.0」の Firmware のアップデータを使用した場合は、そのまま、Tiger にアップデート可能だそうです。
「Panther 上で『ver.2.0.0』を使ったのち、Tiger にすることは問題無い」が、「Tiger にしてしまったら『ver.2.0.0』は使えない」ということのようです。
まずは、お使いの Cube の「Firmware のバージョン」を調べます。
「システムプロファイラ」の中の左側から「▼ハードウェア」を選択。右側に表示されている「ブート ROM のバージョン」が「4.1.9」ならOKです。
これより前のバージョンの場合は、最新の Firmware にアップデートして下さい。
続きまして、「7447A Updater v2.1.0」のインストールを行います。
ダウンロードした「GD7447AUpdater.sit」を解凍すると「Giga Designs 7447A Updater 2.1.0.pkg」が現れます。これを展開すると「Giga Designs 7447A Updater.app」のエイリアスが現れますので、ダブルクリックして開きます。
表示された「Giga Designs 7447A Updater」の画面から、「Please Select :」>「Install 7447A Firmware Update」を選択して、「Continue」ボタンを押します。
「OS 9 用 Boot Patch」は、7447A CPU を装着した状態でないと使えませんの、作業はアトで行うコトになります。
それで、「Continue」ボタンを押すと、Cube の電源が自動的に落ちます。
次に起動する際に、※プログラマーボタンを押したまま、電源ボタンを押して Cube を起動させます。電源ボタンがチカチカ点滅したら、プログラマーボタンを放します。
これで、Firmware のアップデートが実行され、最後に「完了した」との表示が出て、電源が落ちます。
この後、CPU を 7447A に交換して起動します。問題が無ければ、無事、起動するハズです。
もし、上手く起動しなかったら、再度、「※」の作業を行って下さい。
この「7447A Firmware アップデータ」は、ノーマル CPU の動作には、影響を及ぼさないとのことなので、純正の CPU に戻せば、いつでも起動できるハズです。
「※」の部分で、不完全なトコロがあると、7447A CPU で起動できません。プログラマーボタンを放すタイミングが「早かったり」「遅かったり」でも、やり直す必要があるそうです。
ワタクシの場合は、CPU 交換後、再起動が止まらなくなり、1回目で起動できませんでした。Cube の初期不良が再発したようで、Cube 本体の電源ボタンのケーブルを抜いて、電源ボタンを「無効」にしたら、フツーに起動しました。
なお、「7447 Firmware Updater プログラム」は、ハードドライブ上に残しておくことが推奨されています。
「OS 9.2.2」にて起動される方は、この後、再度「OS 9.2.2 起動用パッチ」を当てる作業を行って下さい。
ワタクシは、「OS 9.2.2」では起動しないので、実行していません。
一部「機能拡張」書類を待避させたりしないといけないみたいなので、必要な方は、確認の上、作業して下さい。
最後に、もう1枚の付属 CD-ROM「Giga-MeterOS X Extension」をインストールします。
この「Giga-Meter」をインストールしない状態でも、設定したクロックで正常に動作しますが、システムプロファイラ上で、正しい情報が表示されないため、ソフトによっては正しく動作しない場合があるそうです。
Xbench の「Processor」表記が「0MHz」だったのが、「Giga-Meter」をインストールしたら、ちゃんと「1.8GHz」と表示されるようになりました。
作業前に、Vintage Computer の日本語解説ページを一読されることをお薦めします。
下に、お役立ちリンク集を掲載しておきます。
GigaMater アップデータ
2005.08.24 / Thu
「GigaMeter 1.0.0」において、「Adobe CS 2」が利用できないという問題が発生しているそうです。
この問題に対応した「GigaMeter 1.0.1」が、メーカーから提供されました。
Vintage Computer さんから、メールに添付されて送信されて来たので、アップデートしました。
お役立ちリンク集
Vintage Computer の「Giga Designs の CPU カード」に関する各種解説ページへのリンク。
▼ Vintage Computer
▼ 各種 CPU 日本語マニュアル
▼ Giga Designs 7A-xxxxc CPU カード(Cube 用シングル)の日本語解説
▼ Giga Designs 7447 Firmware アップデータの日本語解説
その他のリンク。
▼ Apple 純正 Firmware のアップデート
Giga 1.8GHz single を購入する
ワタクシが購入したのは、「7A-1418C」という型番ですが、現在は「7A-1800C」という型番になっています。
▼ Vintage Computer
▼ 7A-1418C / Vintage Computer
▼ 7A-1800C / Vintage Computer