2006.08.20 / Sun
キーボードを分解する
Cube 付属キーボードの分解方法をご紹介。
この、「Apple Pro Keyboard」を分解するのは、けっこう大変。分解した後、原状復帰させるのは、難易度が高そうだ。
原状復帰を阻む関門が「2つ」あるので注意。最後まで読んでから、作業するかどうか判断して下され。
まずは、キーボード裏面のネジを4カ所外す。下の画像の赤丸内のネジだ。反対側にも同じく2カ所ある。
この4カ所のネジは、通常のドライバでは外せない。
左の画像のような「六角レンチ」が必要となるので、用意しておこう。
ワタクシのは7本セットになっているが、そのウチ「1.27(単位はたぶん mm )」を使った。
この4カ所のネジを外すだけで、キーボード透明カバーの上半分を外すコトが可能になる。
しかし、簡単には外れない。スペース・キー側に合計9カ所「ツメ(下の画像の赤矢印部分)」があって、これが下半分と噛み合わさっている。
ここが原状復帰を阻む「第一関門」で、9コのツメを上手く外すには、かなりの根気が必要だ。
簡単に外す方法は、力技(チカラワザ)だ。
噛み合わさっている部分を無視して、「破壊覚悟」つーか「一部破壊」しつつ、力一杯、引きはがす。
破壊すっと問題も発生するのだが、それは後ほど。
すると、噛み合わさっているトコロの「橋」の部分(上の画像の右側矢印の先の赤い線)が割れて、透明カバーの上半分を外すコトができる。
上の画像が「橋」の部分が割れて無くなった状態。下の画像の赤線部分を失ったワケだ。
上の画像の赤線部分のウチ、一部が残ったりするが、今後もキーボードを分解するなら、キレイに取り去ってしまっても良いだろう。
しかし、この部分を「破壊」すると、組み立てた後、上半分の前面(スペースキー側)を留めるモノが無くなってしまうので、カパカパ開いてしまう。
9コのツメのウチ、いくつか破壊せずに残っているモノがあると良いが、ワタクシのように全部破壊してしまうと、何もせずに開けるコトが可能。
カバーは、本体後部「F(ファンクション)キー側」裏のネジで留まっているので、全部が外れたりはしない。前面も、一応噛み合わさっていれば、自然に外れたりはしないだろう。
そもそも、この9コのツメは、「噛み合わせ部分」が外側からアクセスできない。また、プラスチックの「橋」の部分が「柔(やわ)」なので、慎重に作業しないと簡単に割れてしまう。
この9コのツメを、破壊せずに外すのは、かなりの「根気」が必要だ。
構造を図で説明すると、以下のような感じ。
作業続行。
上面透明プラスチック部分が外れたら、USB ケーブルの両側にあるネジを外す。下の画像の赤丸部分の2カ所だ。ココ以下のネジは、プラス・ドライバーで外せる。
次に、キートップに隠れているネジ3カ所を外す。
「日本語キーボード」で説明。「USキーボード」は持っていないので、ネジの位置が同じかどうかは不明。
1つ目は、テンキーの「6」の部分。キートップは、隙間にマイナス・ドライバーを突っ込めば、簡単に外れる。
キートップの外し方を【動画】で見たいヒトは、「【動画】キートップを外す」をご覧下され。
2つ目は、ひらがなの「け」キーの部分。
3つ目は、一番左の「control」キーの部分だ。
最後に、見えないトコロに1つだけ、ネジが残っている。下の画像の赤丸内のネジだ。これが原状復帰を阻む第二関門。
キーボード裏面のシリアル番号(黒塗り部分)が書いてある辺りになるのだが、このネジはシールで隠されている。
このシール、けっこうシッカリ貼られているし、面積も広い。キレイに剥がし、剥がしたシールをキレイに貼り直すのも大変そうだ。
今後もキーボードを分解するなら、ネジの部分に穴を開けてしまうのが簡単。
このネジを外せば、透明部分の下半分が外れて、分解作業は完了。
「組み立て」は、逆の手順になります。
「高さを調整する部分のパーツ」は外れやすいので、組み立てる際、忘れないように注意。
以上のように、「上面カバーのツメ」と「シールに隠れたネジ」が、原状復帰を阻む場合があります。
根気よくやれば、「原状復帰」の可能性が無いワケでは無いので、がむばってみて下さい。