2004.07.02 / Fri(1/3)
いやー、注文しちゃいましたよ、「Clear PowerCube Enclosure」。
本屋さんで「Mac Fan」を立ち読みしていて、この記事に釘付け。速攻、雑誌を買って、家に帰りましたよ。
家で、再度、記事をじっくり読んで、メーカーサイトなどをチェックして、購入決定!
「Mac Fan」を買った人は、「P.200-201」を読んでおくれやす。
一応、米パワーロジックスのアドレスも載っけておく。
▼ PowerLogix
「Clear PowerCube Enclosure」について簡単に説明すると、Cube 本体の透明の「ガワ」部分と、電源ボードの移設キットがセットになった製品だ。
この透明の「ガワ」部分は、純正のモノより2センチほど、幅が広い。
この広がった部分に、電源ボードを移設することによって、本体内部にスペースが生まれる。
今まで、電源ボードが邪魔していて、入らなかったグラボが装着できたりするワケだ。
内部にスペースは生まれるし、電源ボードとグラボが離れるので、内部の温度上昇を抑えられるというメリットもあるとのことだ。
個人的には、AirMac の拡張アンテナを付けたまま、「ガワ」が装着できる「であろう」コトも魅力のヒトツであり、また、ケースが透明なので、内部が丸見えの「スケルトン」仕様なのがウレシイ。
「Mac Fan」に掲載されている写真を見るとわかるのだが、電源ボードは「AirMac カード」を装着する面に移設するので、「AirMac 拡張アンテナ」のケーブルの取り回しは、問題無いハズ。
今は、この「AirMac 拡張アンテナ」のおかげで、「ガワ」無しムキ出し状態で、横に寝かせてある「Cube」だが、これで、フツーに設置できるというものよ。
その上、ワタクシの「Cube」は、初期ロットの不具合が「未修理」のため、電源ボードに細工がしてある。
電源ボードがスロットにしっかり刺さって動かないように、自作パーツで固定してあるのだ。
「Clear PowerCube Enclosure」付属の「電源ボード移設キット」によって、初期不良も解消したらラッキー。
解消しなかったら、何か方法、考えないといけないかも。
で、問題なのは、電源スイッチ。
純正の「ガワ」を着けている時は、電源ボタンの調子が悪く、勝手にスイッチが入ったり切れたりする不具合が発生していた。
対処法として、「Powr Button Gasket」というパーツを外して、本体の電源ボタンを「無効」にしていたのだ。
これは、製品が届いてみないとわからないが、本体の電源ボタンが、フツーに使えると、非常にウレシイ。
そうすると、やっとこさ、初期不良が完全に克服できたコトになる。
届き次第、結果をお知らせしますわね。
2004.07.02 / Fri(2/3)
というワケで、「Clear PowerCube Enclosure」(以下、CPCE)を注文したワケだが、そうすると、やはり、QuartzExtreme 対応のグラボが欲しくなり、G5 の購入を見送ったコトからも、CPU をアップしたくなってきたワケだ。
で、また「Mac Fan」に戻るワケだが、そこでは「RADEON 9000 Pro / 64MB」を取り付けている。
ADC コネクタの爪を1カ所折らないと入らないとのことだ。
Cube に装着できるグラボに関しては、「Mac Fan」でも紹介されている「Vintage Computer」さん(以下 VC)が詳しい。
▼ Vintage Computer
▼ Cube に Quartz Extreme 対応ビデオカードを装着する
純正 Cube に装着できるグラボの紹介はされているのだが、「CPCE にして電源ボードを移設した Cube に装着できるグラボ」などというマニアックな条件では、何も書かれていない。
できれば、爪を折らずに、そのまま装着できるグラボが良いのだが、条件に合う製品はあるのだろうか?
少し自分で調べてみることにしよう。
ワタクシが欲しいグラボは、QuartzExtreme 対応(VRAM32MB 以上)で、TwinView 対応、ADC コネクタが付いているモノだ。
そして、できれば、Cube 本体やグラボに加工の必要が無いモノがイイな。
しかーし、該当するのは、VC のサイトで解説されている「ATI Radeon 7500」(¥32,800-)と「NVIDIA GeForce 2 / 64MB」(¥39,800-)だけっぽい。(以下、価格は特に何も書いてない場合、VC のサイトの価格)
VC の CPCE の解説には、「カードに加工が必要だが、Radeon 9000 と GeForce 4 が装着可能」と書かれている。
Cube に装着するグラボで問題になるのが、「カードの幅」「ADC と DVI ポートの両端の長さ」だ。
「ATI RADEON 9000 PRO 64MB」(¥18,000-)の場合は、ADC と DVI ポートが離れているため、ADC ポート脇のツメを1つ、折らないといけないワケだ。
ADC ポートと DVI ポートの間隔が狭いグラボでないと、ブラケット無しにするだけでなく、何らかの加工が必要になってしまう。
ご覧の通り、Cube 対応のグラボは、性能はあまり変わらないのに、他のグラボに比べて、価格が約2倍もする。
「ツメを折る」くらいは、妥協しても良いかもしれない。
「RADEON 9000 PRO 64MB」(¥18,000-)は品薄みたいだが、「RADEON 9000 PRO 128MB」(¥22,000-)ってのは、すぐに手に入りそうだ。
しかし、情報が無いので、正常に作動するかは、やってみないとわからなさそうだ。
VC の「BBS」では、64MB タイプと同様に 128MB タイプも使用可能という「予想」だが・・・。
人柱か?
CPU は、SONNET の「Encore / ST G4 1.2GHz Cube Installation Kit セット」だと、秋葉館では「¥46,137-」だ。
VC だと「¥43,800-」だ。
正確には調べていないが、CPU は「7455」かな?
新しいカードだと「7457」を積んでいるが、チト高い。
VC のサイトだと、ラインナップが豊富で、「PowerLogix PowerForce 7457 G4 / 1.35GHz for Cube」が「¥57,800-」、出荷延期になった「GigaDesigns G-celerator G4 7457 / 1.5GHz / 2MB for G4 Cube + Drive 10」が「¥69,800-」などもあるよ。
Encore と同じ 1.2GHz で、「PowerLogix PowerForce 7457 G4 1.2GHz for Cube」ってのは、「¥46,800-」。
ただし、CPU にファンが付くみたいだ。
同じ「PowerLogix 1.2GHz」で、CPU の型番が「7455」になると、「¥39,800-」ってのもある。
「Clear PowerCube Enclosure」に「¥22,458」、「Encore / ST G4 1.2GHz Cube セット」で「¥46,137-(秋葉館)」、「ATI RADEON 9000 Pro 128MB」で「¥24,570-(秋葉館)」で、総額「¥93,165-」かよっ!
2004.07.02 / Fri(3/3)
ホロンから、「PANDORA DVD Copy X for Mac OS X」ってのが、7月8日から発売されるらしい。
シェアウェア「DVD2oneX」を製品化したものらしい。
ワタクシは、「DVD2oneX」の正規ユーザーなので、機能に大差が無いのなら、「PANDRA DVD Copy X」は、もちろん買わない。
だって、画質が明らかに落ちるから。
画質優先なら、ものすごーく時間がかかるが、「DaViDeo X」っしょ。
マック雑誌などの記事を見る限り、製品化にあたって、特別な機能が追加されたようには見えない。
それに、マックではまだ使えないが、「片面2層焼き」ができるドライブが登場してきたので、DVD 圧縮ソフトは、存在価値が低くなりつつある。
マックで使える「片面2層焼き」ドライブが出たら、すぐに買おっと。と言っても、ソフトも対応してくれないと困るから、「Toast」次第か?
「片面2層焼き」が可能になると、「DVD2oneX」も「DaViDeoX」も、いらなくなってしまうのね。
もったいなーっ!
などと考えていたら、この前買った「Mac Fan」に、「Mac で片面2層が焼けた!」という記事が載っていた。
ハードについては書かれていなかったが、Toast 6.0.4 Titanium を使って焼けたそうだ。
出来上がった「片面2層メディア」(DVD+R DL / ダブルレイヤー)は、古いドライブではマウントできないモノもあるが、最近の家庭用 DVD プレーヤーなら問題無く再生できるようだ。
ただし、ワタクシのプレステ2=初期型「SCPH-10000」では、「2層目が再生できない」らしい。残念。
また、PowerMac G4 / 867MHz の SuperDrive でも、再生できないとのことなので、我が Cube でも、再生できない可能性がある。
しかーし、外付け DVR-107 なら大丈夫かな。
片面2層焼きの外付けドライブとしては、アイ・オー・データから「DVR-iUN8W」が発売されている。
中のドライブ自体は「NEC 製 ND-2510A」ということだ。税別¥24,200-。
年内に、パイオニアからもドライブが発売されるらしいので、こちらに期待かな。
我が家の「DVR-UEP8/M」の中味のドライブを交換してしまうという「荒技」は可能か?
DVD マルチドライブを購入したばかりだが、時代は DL(ダブルレイヤー)だなっ!
2004.07.04 / Sun
うほほ、「Clear PowerCube Enclosure」が届きましたぜ、ダンナ!(以下、CPCE)
おや? ケースの後ろ側が割れている・・・。
純正と違って、一体成型ではなくて、側面部分と天井部分が別に作られているのね。
あとから接着したみたいだな。
側面部分は、1枚の板をグルっと曲げた感じで、そのため、後ろ側に「割れ目」ができていると思われる。
接着されていないので、押すと動く。
天井部分は、1枚の板に穴を開けたり削ったりしたみたいで、削った面が「クリア」じゃない。ちょっとデコボコしてるな。
で、側面部分と天井部分の接着面は、よく見ると、接着剤なのか気泡なのか、プチプチしたものが、チョット見える。
ま、でも、個人的には、ぜんぜん問題ないレベル。
それでは、作業開始!
まずは、付属 CD-ROM をチェック。
こん中にマニュアルが入っている。
PDF と Word 書類と QuickTime Movie だ。
ただし、どれも英語。
一通り読んだけど、最終的に「QuickTime Movie」を採用。
ポイントだけメモ書きして、本格的な作業を始める。
ビックリしたのが、Cube 本体から電源ボードを外す時。
エラくユルい。
コネクタに差さってない。
実際は、ちゃんとハマってはいるのだが、力を入れなくても、すぐに抜ける。
「置いてある」といった感じ。
これじゃ、輸送中に外れたり、接触不良で不具合を引き起こすワケだ、納得。
で、電源ボードを外して、移設しようとしたら、問題が発生したのら。
CPCE 付属の電源ボード接続用延長ケーブルの、本体側接続用のコネクタがデカくて、ハマらないのだ。
標準接続だとユルくて、延長ケーブルだとハマらない。
なんてコッタ!
実際によく見てみても、明らかに、本体側コネクタ(メス)よりも、延長ケーブル側コネクタ(オス)の方が、幅が広い。
力任せに差し込めるレベルでは無い。
メス側サイドのプラスチック製突起物を削るか、オス側サイドを削るか、しないとハメられない。
元の純正状態に戻すコトを考えれば、延長ケーブル側を削るベキであろうが、本体側を削る方が簡単そうなので、本体側コネクタのサイドの突起物を、ヤスリで少し削った。
少しキツいくらいで、程良い具合でハマるようになった、わーい。
と言いつつ、改めてコネクタを抜こうと思ったら、抜けなかった。
外すコトがあったら、大変かもしれない。
まーいーや。
困ったのは、ココくらいで、後はノープロブレム。
そうだ、移設した電源ボードを本体に留める際、ネジが短かったので、1カ所、他んトコロのネジと入れ替えた。
もしかしたら、マニュアルに書かれてるのかもしれんがな。
ケースに取り付ける時、CPCE 付属のアルミ・メッシュの板は使わなかった。
なので、上から覗くと、内部丸見え状態。
ホコリやゴミなんかも、中に入ってしまうかもね。
でも、ワタクシ的には、アルミ板が無い方が、スッキリしていてイイと思うのだ。
ココで気付いたのが、純正ケースと違って、光学式ドライブのクチに、ホコリなどの進入を防ぐ「布」のようなモノが無いということじゃ。
これは、アルミ板を取り付けても変わらない。
本体内部にホコリが入るのは、まあイイとしても、光学式ドライブの中にホコリが入るのはマズい。
今のトコロ、応急処置として、ボール紙みたいなのを置いているが、CD を入れてある袋みたいなモノを使って、ホコリの侵入を防ぐモノを自作した方が良いかもしれぬ。
しばらくの間、Cube を使わない時は、上に布をかけておくコトにしよう。
ああ、それから、予想通り、AirMac の拡張アンテナを取り付けるコトがでけた。
これは、マンモス・ウレピー!
外から丸見えで、窮屈そうなコトに変わりはないが、AirMac 拡張アンテナを付けたまま、外側ケースを取り付けられるというのは、とてもイイ。
それでは、Cube を起動すべく、電源ケーブルやモニタ・ケーブル、各種 USB / FireWire 機器を接続する。
むむむ!
CPCE は、純正より7mm程低いのだが、これが災いして、USB や FireWire のコネクタが、地面にくっついてしまう。
純正ケースと比較してみたが、7mm ではないが、それでも純正ケースより、内部の底が3mmから5mm 程度、低い位置になる。
純正ケースでも、USB / FireWire のケーブルの取り回しが難しく、地面に当たって、無理に後ろ側に曲げていたのに、CPCE だと、さらに窮屈。
コネクタ部分が斜めになるくらいだ。
仕方が無いので、本体をビデオテープの上に置いて、後ろ側のコネクタ部分を浮かせた。
約2センチ、ゲタを履かせたワケだ。
さてさて、それでは、起動!
ぬわんと、不具合の為、純正状態では無効にしていた、本体の電源ボタンにて起動が可能になったのだ。
わーい。
以前と同じく、電源ボタン部分の「Power Button Gasket」は外したままだが、今のところ、まったく問題無く使えている。
ただし、静電気などによって誤作動する可能性もあるので、経過観察が必要かも。
と言ふワケで、作業完了!
そうだ、「QuickTime Movie」マニュアルと違ったトコロがあったので、書いておこう。
ワタクシの Cube は、初期不良対策がされていないマシンなので、マニュアルと違っていると思われる。
正確には、アプルに送ったのに、直してもらえずに戻ってきたんだけどね。
違うトコロが3点ありまして、まずは、電源ボードを本体に留める金具が「1カ所無い」ってコト。
これは、修理に出すと取り付けてもらえるパーツ、または、電源ボード不具合対策済マシンに装着してあるパーツ、かと思われる。
もう1点は、電源ボードに接続されているケーブルが、「2つ」では無く「1つ」であるというトコロ。
これは、「たぶん」だけど、QuickTime Movie で使っているマシンには、放熱対策としてファンを取り付けているのではないかと。
このファン用のケーブルじゃ無いかと思う。
あと1点は、電源ボード上の蓄電池(capacitors)を斜めに曲げるように説明しているが、曲げなくても大丈夫だった。
説明書の蓄電池よりも、背が低いので、そのままでケースに入れられた。
実際に設置してみると、中が透けて見えて「楽しい」のは、電源ボタンを後ろにして「右」「後」「左」部分なのだ。
「前」は光学式ドライブがあるので、透けてる意味が無い。
かと言って、後ろ側を前面に持ってくると、USB やら FireWire やら、ケーブルも全部、前に出て来てしまうので、ヨロしく無い。
グラボが見える後ろ側を、前面に持ってきたいよー。
ただし、ケースの割れ目も、前に来ちゃうけどね。ぶーぶー。
▼ 問題点(おさらい)
・ケースの後ろ側が割れている。
・ケースを削った部分や、接着面がイマイチ。
・光学式ドライブの挿入口からホコリが入りそう。
・電源ボード移設用ケーブルのコネクタが咬み合わないので、削るなどの加工が必要。
・ケースにキズがつきやすい。
・本体の底面が、純正より5mm程低くなってしまうので、USB / FireWire コネクタをつなぎにくい。
・内部が透けて見えるのだが、前面は殺風景。
▼ マンモス・ウレピー点
・中が透けて見える。
・本体の電源ボタンが使えるようになった。
・AirMac 拡張アンテナが取り付けられる。
・今まで使えなかったグラボが装着できる。
・本体内部だけを寝かせて使用していたが、正常な位置で設置できるようになった。